2019年04月20日

訪問看護師として1年がたち…

訪問看護師になって1年がたち、春の心地よい季節がまた巡ってきました。
病棟で働いていた時は「昼間のこの心地よい風は、休みの日にしか感じられなかったなぁ〜」と、訪問途中の車の中で、琵琶湖を横目に感じています。
1年で学んだ事はまだまだ少ないですが、振り返ると在宅看護ならではの大切な事をたくさん教えていただきました。

一番印象に残っている事は、終末期の利用者さんと、私と同じ年頃の娘さんの関わりについてです。
疼痛や昏睡で状態が日ごとに変わっていくお母さんを目の前にして、どのように関わったらいいか困惑している娘さんの姿が見られました。
今まで介護経験もなく、不安もたくさんある中で、お母さんを在宅でみとる覚悟を決め、「◯◯はどうやってしたらいいですか、教えてください」と言う一生懸命な姿に私は心を打たれました。

娘さんにも家族や仕事があり、ご自身の生活と両立しながらスケジュール調整を行い、お母さんが自宅でできる限り苦痛なく、最期を迎えられるようにと、愛の込もった介護をされていました。
私も「自分の母だったらどうしたいかな?」と考えながら、真夜中に緊急電話をかけて来た娘さんに、いろんな指導をさせていただきました。

最期はご家族が見守られる中とても安らかに、逝かれました。
最後まで娘さんの一生懸命な思いは、お母さんに伝わっていたと思います。

病院では経験のできなかった看護ができる事に、利用者さんへ感謝の気持ちを持ちながら、私自身の看護についての振り返りを行い、今後の課題にしていきたいと思います。
病院と在宅看護の違いを日々感じながら、利用者さんとそのご家族が困らないよう考え、支援していけるよう2年目も頑張りたいと思います。

洛和会訪問看護ステーション坂本 看護師K
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