2017年02月15日

チーム坂本 レスキュー隊! 〜O所長の突入…の巻〜

訪問看護をしていると病院勤務では経験しないような場面に遭遇する事があります。
今日はそんなエピソードをスタッフUがご紹介したいと思います。

1月20日(金) 午前11時

スタッフSが定期訪問に利用者Kさん宅(男性 80歳代 現在独居)へ伺いました。
Kさんはいつも、私たちの訪問時間ぴったりに1日1回のインシュリンを打つため準備をして待ってくださっている方です。

しかし、その日はインターフォンを鳴らしても応答がないため、電話をかけてみました。
家の中から電話の呼び出し音が聞こえてくるものの…応答なし。
以前にもそのようなことがあった時は寝ておられ2階から降りてこられたこともあったので、しばらく待ってみましたが…応答なし。

家の中からは「ピピピッ…ピピピッ!」とレンジの音らしきものが聞こえてきます。
「出かけた?まさか…」不安が募るばかりで時間は過ぎていきます。

息子さんやケアマネジャーなどとは連絡が取れず、家の前を離れる事もできず、残雪の中1時間経過しました。

いったんステーションへ引き上げ、他のスタッフにも相談。
Kさんを知るスタッフからは「きちんとされている方だし、キャンセルなら連絡もあるはず、外には出歩けるほど筋力はないし…低血糖?転倒?倒れてるのでは?」との声もあり。

午後訪問に行く前に立ち寄ったスタッフK。
玄関横のトイレの小窓が開いており物干し竿でトイレのドアを一撃! し、トイレのドアを開けてみると、台所の電気がついているのが確認できました。

「やはり家の中におられて、何か異変が起きている!」と確証を得た、スタッフK。
その後O所長とスタッフUが脚立をもって現場へ。トイレの窓が外れれば細身のO所長なら入れそう…。

息子さんともようやく連絡が取れ午後3時に待ち合わせとなり、いったん別の訪問に行く事にしました。
合鍵を持っておられると思った息子さんも合鍵は預かっていないとのこと。
やはり、トイレの小窓から家の中に入る事になりました。

2つの脚立を使い1つはトイレの便器をまたがせ、小窓から細身のO所長が突入!
玄関からは居間で倒れているKさんの足先が見えた…。
駆け寄ると意識はあるが「芸術作品や〜」と意味不明の発言。
血圧180台、右足が命令に応じず…。

朝食準備中に倒れた様子で電子レンジには牛乳を温めた形跡がありました。
救急要請。救急隊が到着したときには徐々にレベルも回復していましたが、血糖値39の低血糖。
でも…でも…生きておられて、助かって良かった〜!

まさに「チーム坂本」のファインプレー✨
スタッフSの「いつもと違う」という鋭い勘とあきらめない気持ち👊
スタッフKの小窓の確認と物干し竿での行動力⤴
スタッフMの「訪問の後立ち寄るから」という優しさ🎵
何といってもO所長のいつもは見せない大胆な開脚での突入の姿💦
でっかいだけの私は脚立を固定するだけ…。
小窓から突撃するO所長を見て「痩せよう…」とつくづく思ったワタクシでした

今回は、幸運にも小窓が開いていたため、何とか家の中に入れましたが、こういった時のためにも合鍵の預け先、どこか入れる場所があるなど家族間で決めておいていただくことも大切だと感じました。
他の利用者さまにも確認し、皆が安全に生活できる環境作りも大切な役目として業務に励みたいと思います。

洛和会訪問看護ステーション坂本 看護師U
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